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幼い頃に読んで、記憶が鮮明に残っているという1998年3月号を手にするニュートン編集部員の迫野貴大さん

幼い頃に読んで、記憶が鮮明に残っているという1998年3月号を手にするニュートン編集部員の迫野貴大さん

 創刊45周年を迎えた科学雑誌Newton。記事はどんな人が書いているのか――。編集者の1人、入社3年目の迫野貴大さん(32)はカエルが好きな農学博士だ。編集部に入ることになったきっかけとは?

3歳から絵本みたいに

 ――科学雑誌Newtonとの出会いは?

 3歳ぐらいでしょうか。小さい頃から、生き物が大好きで、恐竜や昆虫のNewton特集号を本屋で見つけると、親に買ってもらっていました。

 いまでもめちゃくちゃ覚えているのが1998年3月号です。宇宙誕生から、現在の私たちに至るまでの宇宙史、生命史、人類史を網羅したような号で、絵本みたいに眺めているだけで楽しかった。

 昔の海には変な生き物がいたんだなとか、恐竜って怖そうだなとか。旧石器時代のイラストをまねして、家の庭で石器作りごっこもしました。

迫野さんが幼い頃に読み、イラストまで鮮明に覚えているNewton1998年3月号

迫野さんが幼い頃に読み、イラストまで鮮明に覚えているNewton1998年3月号

カエル好きが高じて…

 ――特にカエルがお好きということですが、目覚めたのは?

 大学で生き物観察が趣味の人たちが集まるサークルに入ってからです。

 それまでは生き物をみると言っても、地元の山や田んぼぐらいしか自由に行けなかったけれど、大学に入ったら、野生の生き物を見るために、好きなところに好きなだけ行けるようになりました。

 長期休みに仲間と遠出して、テント泊で生き物を探すのがすごく楽しくて、たがが外れました。

 大学1年の夏休みに上高地に行ったら、何度も図鑑で眺めては、憧れていたカエルを実際にみることができたんです。それがすごくうれしくて。2、3週間かけて沖縄の島を転々とするような合宿をした時は、本州とは違うカエルがたくさんいて、さらに魅了されました。

 そこから日本中のいろんなカエルを探しては、写真を撮ったり、絵を描いたりするようになりました。それに興味をもってくださる人たちと出会って、テレビ出演したり、本を出したりするようになったんです。

水温4度の川でナガレタゴガエルを観察する迫野貴大さん=2026年2月、本人提供

水温4度の川でナガレタゴガエルを観察する迫野貴大さん=2026年2月、本人提供

趣味も生かせる職場

 ――Newton編集部に入ったきっかけは?

 入社前は、大学院で博士号を取…

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