※この記事は2026年12月号(10月26日発売)Newton Special「大都市直下地震」の記事の一部を抜粋したものです。
1923年の大正関東地震は「相模トラフ」でおきました。相模トラフでは,フィリピン海プレートが北アメリカプレートの下に沈みこんでいます。プレートは沈みこむときに上のプレートを引きずりこみます。その結果,上のプレートは曲げられて,内部にひずみがたまっていきます。これが地震の原因です。ひずみが限界までたまり,岩盤がずれて破壊されることで地震がおきるのです。相模トラフのプレート境界では,たびたび巨大地震が発生してきました。
大正関東地震をこえる 規模の地震もおきうる
相模トラフでは180年から590年の間隔でM8級の大規模な地震がくりかえしおきてきたことがわかっています。なかでも1703年(元禄16年)の「元禄関東地震」は,推定M7.9〜8.2の超巨大地震でした。
監修:平田 直
東京大学名誉教授
監修:中埜良昭
東京大学生産技術研究所教授
執筆:梶原洵子