子どもの肥満、気になっていませんか。どこからが注意の必要な肥満なのか。保護者ができることは。小学生から思春期の子どもの肥満について、和洋女子大学健康栄養学科教授で、小児科医の原光彦さんに聞きました。
コロナ禍で増えた肥満 低年齢化や重症化も
――子どもの肥満は増えていますか。
1970年代以降、ライフスタイルの変化などによって、肥満傾向の子どもが増えました。
2000年代以降はいったん減少傾向になりましたが、コロナ禍で再び増加しました。国がまとめた年次推移では、2022年にピークに達し、その後、減少に転じましたが、コロナ前の水準には戻っていません。
肥満傾向のある小学生の推移
運動や外遊びの習慣を身に付ける幼児期や小学校低学年にコロナ禍が重なった子どもたちは、その後も不活発な生活習慣が変わらず、肥満になりやすい傾向が続いている可能性があります。
また、私が行っている小児生活習慣病外来では、肝機能の悪化など肥満による健康障害の低年齢化、重症化も生じています。
一方、やせや摂食障害の子どもも増えていることも、大きな問題です。
――そもそも、子どもの肥満とは。
成人ではBMI(体格指数)を…