※この記事は2026年12月号(10月26日発売)Newton Special「大都市直下地震」の記事の一部を抜粋したものです。
日本はこれまで,多くの巨大地震に見舞われてきました。日本史上最大級の地震災害とされるのが,1923年の「関東大震災」です。関東大震災の記録は,大都市直下地震のおそろしさを今に伝えています。約10万5000人もの死者・行方不明者を出し,全壊・全焼した建物は約29万棟にもおよびました。
M7 以上の余震が何度も襲い,壊滅的な被害に
関東大震災は,「大正関東地震」によって引きおこされた,津波や火災をはじめとする未曾有の災害のことを指します。1923年(大正12年)9月1日11時58 分,神奈川県西部を震源とする推定マグニチュード(M)7.9の巨大地震が発生し,関東一帯は人々が経験したことのないはげしいゆれに襲われました。
監修:平田 直
東京大学名誉教授
監修:中埜良昭
東京大学生産技術研究所教授
執筆:梶原洵子