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Newton 2015年3月号

Newton 2015年3月号

発売日:2015年01月26日

価格:1,111円(税込)

ページ数:160ページ

1989年にアメリカのテキサス大学に留学し,「小胞体ストレス応答」に出会った森教授。その後,世界の研究者との壮絶な競争をくぐり抜け,今も世界をリードする森教授に研究の魅力を聞いた。

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森和俊(もり・かずとし)

京都大学大学院理学研究科教授。1958年,岡山県倉敷市生まれ。タンパク質の品質管理のしくみの研究を行う。2014年に,アメリカ,カリフォルニア大学サンフランシスコ校のピーター・ウォルター教授とともにアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞し,ノーベル賞受賞の期待が高まっている。(写真:永野一晃/Newton Press)




Newton──高校生のころは生物が好きではなかったと聞きました。

森和俊──暗記科目に思えたので,あまり好きではありませんでした。大学1年生のときに,新聞で利根川進先生の研究紹介記事を読んで,生物って面白いんだな,と思ったんです。動物と植物の細胞はそれぞれちがうけれど,遺伝子を見ると,動物も植物も使っている暗号は同じだという分子生物学の発見は,とても新鮮でした。
 推理小説が好きで,小学生のころからシャーロックホームズや怪盗紳士ルパンなどを読んで,謎解きは面白いと思っていましたから,DNAは暗号で書かれていて,生物は謎解きしながら生きているということに魅力を感じました。

Newton──実際に先生が生化学をやめ,分子生物学をはじめたのは,アメリカの研究室に移られてからですよね?

森──最終的に分子生物学をはじめたのは30歳くらいのときです。19歳のときに興味をもって,約10年後に本格的に分子生物学の研究ができるようになりました。

Newton──大学の助手の職を捨てて,アメリカに留学するのは大きな決断ですよね。迷いはありませんでしたか。

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執筆名:編集部 森 久美子