ニュートン別冊 よくわかる人工知能のすべて 最新版
※本記事は,2026年7月刊行「ニュートン別冊 よくわかる人工知能のすべて最新版」を再編集したものです。内容は刊行当時の情報に基づきます。
AIは「シマウマ」をどう認識しているか
シマウマを知らない子どもとAIに,「シマウマは縞のあるウマです」と教えた場合を考えてみよう。こうすることで,人とAIの言葉の理解における根本的なちがいがわかり,AIが抱える“弱点”のひとつが浮き彫りになる。
子どもの場合,それまでの経験で「ウマ」と「縞」の意味を知っていれば(概念を獲得していれば),縞のあるウマがどんな動物か,なんとなく想像できるだろう。そして,生きているシマウマを動物園で見た際には,「これがあのシマウマなのかな」と思うことができる。こうして,子供は新しい言葉の意味を理解し,概念を獲得していくのだ。
では,AIはどうだろう。AIにとって一体シマウマとは何なのだろうか。
監修名:佐久間淳
東京科学大学情報理工学院教授
監修名:今井翔太
北陸先端科学技術大学院大学 客員教授/GenesisAI代表取締役社長・CEO
執筆名:ニュートン編集部